豪州技術移民 points test を理解する(subclass 189/190/491)
技術移民(GSM)の点数制における配点項目とEOI申請の流れをわかりやすく整理した理解用ガイドです。
技術移民(GSM)の点数制における配点項目とEOI申請の流れをわかりやすく整理した理解用ガイドです。
技術移民(General Skilled Migration, GSM)は、豪州が必要とする職業・技術を持つ人が点数(points)に基づいて永住または地方居住ビザを申請する制度です。代表的なものとしてsubclass 189(独立技術、指名・スポンサー不要)、subclass 190(州政府の指名)、subclass 491(地方指名・家族スポンサー、一時的な5年)がこれに該当します。これらのビザは年齢・英語・職歴・学歴など項目ごとの点数を合算するpoints testで評価され、申請資格を満たすには最低65点が必要です。ただし65点は最低基準にすぎず招待を保証するものではなく、職業ごとの実際のカットラインはこれより高い場合が多くあります。関心の表明はSkillSelectにEOI(Expression of Interest)を提出することから始まります。
189(独立技術)は州政府や親族の指名・スポンサーなしで申請する永住ビザで、点数の競争が比較的激しくなります。190(州政府指名)は特定の州・準州の指名を受けると+5点が加算される永住ビザで、指名後は一定期間その州での居住が期待されます。491(地方指名・家族スポンサー)は地方(regional)地域での居住を条件に+15点が加算される一時的な5年ビザで、要件を満たせばsubclass 191を通じて永住権への移行が可能です。3つのビザはいずれも職業リスト・州ごとの要件が異なるため、公式の案内を確認する必要があります。
技術移民はすぐにビザを申請するのではなく、関心の表明(EOI)→ 招待(ITA)→ ビザ申請の段階を経ます。まずSkillSelectにEOIを提出して年齢・英語・職歴・学歴などの情報を入力すると、点数が算定されます。その後、定期的な招待ラウンド(invitation round)で点数や職業の順位などに応じて招待(Invitation to Apply, ITA)を受けることになり、招待を受けた人だけが実際にビザを申請できます。EOIの提出自体はビザ申請ではなく、招待は保証されません。
招待は、EOIを提出した人々の中から高い点数の順に、同点であれば先に提出した順序(date of effect)で選ばれる仕組みです。したがってカットラインは職業群やラウンドごとに変わり、随時変動します。同じ65点でも、ある職業は招待を受け、別の職業は受けられないことがあるため、最新の招待動向はSkillSelectとHome Affairsの公式資料で確認するのが良いでしょう。
⚠ EOIに入力した情報は、招待・ビザ審査の段階で書類で証明する必要があります。計算の都合で点数を水増しすると招待の取り消しやビザ却下につながる可能性があるため、正確な情報のみを入力してください。
points testの点数を計算する前に、まず申請資格の基本要件を満たす必要があります。核心となるのは指定職業(nominated occupation)とそれに対する肯定的なskills assessment、そして承認された英語試験の結果です。この3つが揃って初めて、年齢・職歴・学歴などの残りの配点を意味のある形で計算できます。
⚠ 職業リスト・assessing authority・英語基準は随時変わります。申請前には必ずHome Affairsの公式ページで最新の要件をご確認ください。
points testは複数の項目の点数を合算します。以下は代表的な配点項目であり、正確な点数は必ず公式のpoints tableで確認する必要があります(随時変更)。以下の数値は理解を助けるための一般的な例です。
25〜32歳の区間が最も高い点数です。おおよそ18〜24歳と33〜39歳がその次、40〜44歳はさらに低く、45歳以上は0点で、招待の時点で45歳未満である必要があります。
Competent 0点 / Proficient 10点 / Superior 20点。例えばIELTSの4技能それぞれ6はCompetent、それぞれ7はProficient、それぞれ8はSuperiorに該当します(試験ごとの換算・最新基準は公式でご確認ください)。
直近10年の関連する熟練した職歴に配点されます。海外の職歴は年数の区間に応じて最大15点、豪州内の職歴は最大20点まで可能で、海外・豪州の職歴を合算しても合計20点が上限です。
博士号など学歴に配点され(例:博士20 / 学士・修士15)、これに加点項目が加わります:Australian Study Requirement(5)、指定地域での就学(5)、STEM分野の修士・博士などのspecialist education(10)、NAATI community language(5)、professional year(5)、配偶者の技術・英語、州政府の指名(190 +5 / 491 +15)。
以下は、自分の点数を点検し、不足している部分を補う際に確認すると良い項目です。あくまで参考用であり、個人ごとの正確な判断は専門家への相談をお勧めします。
以下は、点数を計算する際によく起こる誤解と間違いです。あらかじめ知っておくと時間と費用を節約できます。
Department of Home Affairs — ビザの種類・要件・最新の案内を提供する公式の移民ポータルです。
SkillSelect — EOIの提出や招待ラウンドに関する公式情報を確認できます。
公式points calculator — 年齢・英語・職歴・学歴など項目ごとの配点を参考用に自己計算します。
NAATI — community languageの配点(+5)に使われる通訳・翻訳の資格認証を行う公式機関です。
OMARA — 登録移民代理人(registered migration agent)の照会・確認のための公式機関です。
いいえ。65点は申請資格を得るための最低基準にすぎず、招待を保証するものではありません。招待ラウンドでは点数の高い順に、同点の場合は先に提出した順に選ばれ、職業ごとの実際のカットラインは65点より高い場合が多くあります。最新の動向はSkillSelectの公式資料でご確認ください。
189は指名・スポンサーが不要な独立技術永住ビザ、190は州政府の指名を受けると+5点が加算される永住ビザです。491は地方(regional)居住を条件に+15点が加算される一時的な5年ビザで、要件を満たせばsubclass 191を通じて永住権への移行が可能です。3つのビザはいずれも職業リスト・州ごとの要件が異なります。
一般的に25〜32歳の区間が最も高い点数を得られます。45歳以上は0点で、招待の時点で45歳未満である必要があります。正確な区間ごとの点数は公式のpoints tableでご確認ください。
Competent 0点 / Proficient 10点 / Superior 20点に分かれます。例えばIELTSの場合、4技能それぞれ6はCompetent、それぞれ7はProficient、それぞれ8はSuperiorに該当します(試験ごとの換算・最新基準は公式でご確認ください)。英語の点数を上げることは、総合点を高める効果的な方法の一つです。
はい。配偶者(事実婚を含む)の技術・英語のレベルに応じて配点が変わります。配偶者が技術審査・英語要件を満たせばより高い点数を、英語のみを満たせばより低い点数を得られることがあり、未婚である場合や配偶者が豪州市民・永住者である場合にも別途の配点が適用されます。具体的な要件は公式での確認が必要です。
はい。技術移民は指定されたassessing authorityから肯定的なskills assessmentを受けることが基本要件です。職業ごとに審査機関と基準が異なり、有効期限もあるため、申請前に該当する職業のassessing authorityと要件を確認する必要があります。
Home Affairsの公式points calculatorで項目ごとの点数を参考用に計算できます。ただし、職歴・学歴・配偶者など個人の状況は解釈が分かれることがあるため、正確な判断はOMARA登録移民代理人や移民の専門家にご相談されることをお勧めします。