定住マニュアル
オーストラリア到着後にやるべきことを時系列で整理。
州ごとに交通カードが異なります。コンビニ、駅窓口、オンラインで購入/チャージ可能。
入国6週間以内ならパスポートのみで開設可能。CommBankかANZを推奨。
母国の免許証と国際運転免許証で猶予期間中は運転できます(NSW 3か月・VIC 6か月など州により異なる)。その後は当該州の免許への切り替えが必要で、無試験は認定管轄の免許のみ、2026年2月1日付で「経験運転者資格」が廃止されたため、それ以外は知識・実技試験を受けます。
母国がオーストラリアと相互医療協定(RHCA)を結んでいない場合、ワーホリと学生はMedicareに加入できません。学生はOSHC必須。協定国の国民は資格を別途確認してください。
豪州3大スーパー:
最大チェーン、多様なPB商品
2位チェーン、Woolworthsと類似
低価格、ドイツ系ディスカウント
母国の食材: 大都市には特定の国の食材を扱う店があり、オンライン配達をしている店もあります。AUWithの店舗ディレクトリで地区から検索できます。
豪州医療はGP中心。まずGP受診、必要時Specialist紹介。
主要都市には母語を話す医師のクリニックがあります。見つけておくと受診がとても楽になります。
シドニー・メルボルン・ブリスベンなど主要都市には、同じ言語と文化で集まる宗教コミュニティがあります。礼拝だけでなく、人脈づくり・定住支援・母語で話せる場を提供しています。
ほとんどの州に国ごとの同郷会があり、新年や収穫祭などの文化行事を開いています。本国の大使館・領事館での在外国民登録も忘れずに。
お子さんがいる場合、週末のコミュニティ語学学校で母語と文化を学べます。多くはコミュニティの宗教団体や同郷会が運営しています。
飛行機を降りた瞬間から最初の1ヶ月まで、時期ごとに処理すべき書類・住まい・税金・保険・政府サービスの登録を、実践的な順序で整理しました。制度の詳細な基準はビザの種類や州(State)によって異なる場合があるため、記載の政府機関で最終確認することをおすすめします。
オーストラリア入国時には、機内で配られるIncoming Passenger Card(入国カード)に税関・検疫の申告項目を記入する必要があります。一部の路線では紙のカードに代わってアプリ型のデジタル入国申告(Australia Travel Declaration)が段階的に導入されているため、搭乗する航空会社の案内を確認してください。食品や動植物に関わる物品は、迷ったら必ず申告(Declare)するのが原則です — 申告自体に不利益はありませんが、無申告が発覚した場合はその場で罰金、最悪の場合はビザの取り消しにつながることもあります。
検疫はオーストラリアの農業・漁業・林業省(Department of Agriculture, Fisheries and Forestry)が管轄しており、肉類・果物・種子・はちみつ・伝統食材などが申告対象です。処方薬は英文の処方箋または医師の診断書を持参し、個人使用分のみ持ち込む必要があります。成分ごとの持ち込み基準は、TGA(Therapeutic Goods Administration)のウェブサイトで事前に確認することをおすすめします。手荷物はX線検査と探知犬のチェックを通るため、「バレないだろう」という考えが最もよくある失敗です。
成人の場合、一般物品の免税限度額はAUD $900、酒類は2.25Lなど品目ごとに基準があり、Australian Border Forceのウェブサイトで確認できます。豪ドル換算で1万ドル以上の現金(外貨を含む)を所持して入国する場合は、AUSTRACへの申告義務があります — 所持自体は違法ではなく、無申告が問題になります。
TFNの申請・銀行口座の開設・仕事探しなど、ほぼすべての手続きにオーストラリアの携帯電話番号が必要になるため、入国後24〜48時間以内の開設をおすすめします。空港のキオスクは便利ですが、市内の店舗やオンライン(Telstra・Optus・Vodafone、またはamaysim・Boostのような格安通信会社)に比べてプランの選択肢が限られることがあります。プリペイド(Prepaid)SIMでも本人確認が必須なので、パスポートを持参してください。
TFNはオーストラリア入国後にのみATO(ato.gov.au)でオンライン申請でき、入力したパスポート・ビザ情報は出入国記録と自動的に照合されます。パスポート番号や名前のつづりが1文字でも違うと処理が遅れたり却下されたりする可能性があるため、パスポートを手元に置いて、記載どおりに入力してください。通知書は郵送で届くので、確実に郵便を受け取れるオーストラリアの住所を先に確保してから申請する順番が安全です。
銀行・不動産・通信会社では、パスポートやビザ許可通知(Visa Grant Notice)などの書類の組み合わせに点数をつける100-point check方式が広く使われています。ビザ許可メールのPDFをスマートフォンとクラウドの両方に保存しておけば、どこでも提示できます。入国から6週間が過ぎると銀行口座の開設時に追加の身分証を求められることがあるため、最初の1週間で銀行を先に済ませる順番が有利です。
最初の1〜2週間は返金可能(flexible cancellation)なオプションで予約しておくと、長期の住まいが早く見つかったときの損失を抑えられます。Airbnbでは7泊以上の予約に週割引(weekly discount)を設定しているホストが多く、YHAなどのバックパッカーズには週単位の料金が別に用意されている場合があります。内見・銀行・通信会社を回る動線を考えて公共交通機関のアクセスが良い場所を選ぶと、最初の1週間の時間を大幅に節約できます。
「今は海外にいて部屋を見せられないので、保証金を先に送ってくれれば鍵を郵送する」というパターンが最も典型的な手口です。実物を自分の目で確かめるまでは絶対に送金しないでください。相場より目立って安い物件、ストック写真のように見える物件写真、画像の逆検索で盗用が確認できる写真は要注意のサインです。被害や疑わしい事例は、ACCCが運営するScamwatch(scamwatch.gov.au)に通報できます。
正式な賃貸契約の入居時に受け取るCondition Reportには、壁の傷・カーペットのしみ・カビなど既存の損傷を漏れなく記載し、日付の残る写真・動画も併せて保管しておくと、退去時のボンドをめぐる紛争で決定的な証拠になります。記入済みのレポートを返送する期限は州ごとに異なるため、契約書と州政府の案内を確認してください。内見の際は、水圧、カビのにおい、窓の施錠、携帯電話の電波状況までチェックしておくと安心です。
ボンド(敷金)は大家個人の口座ではなく、州ごとの政府機関に預託されなければなりません — NSWはFair Trading(Rental Bonds Online)、VICはRTBA(Residential Tenancies Bond Authority)、QLDはRTA(Residential Tenancies Authority)です。預託が完了すると、機関からボンド番号入りの確認通知が届きます。この通知が届かない場合は、ボンドが預託されていないサインかもしれません。非公式なシェア(転貸)ではボンドが機関に預託されないことが多く、紛争になったときの保護が弱くなりがちです。
コミュニティの個人間取引によるシェアルームは早くて安いこともありますが、自分の名前が賃貸契約書(lease)に載っていないと、借主としての権利保護が制限される場合があります。正式な賃貸契約は、ボンドの預託・修繕の要求・退去通知期間など法的な保護を受けられる代わりに、収入証明やレファレンスといった入居のハードルがあります。無料の借主相談は、Tenants' Union of NSW、Tenants Victoria、Tenants Queenslandなど州ごとの借主支援団体で受けられます。
TFNの通知書や銀行カードは郵送で届くため、住まいを転々とする最初の1ヶ月は郵便の紛失が最もよくあるトラブルです。信頼できる知人の住所を使うか、Australia PostのPO Box(私書箱・有料)を借りる方法があり、引っ越しの際はMail Redirect(郵便転送)サービスで一定期間、新しい住所へ転送してもらえます。銀行カードについては、支店受け取り(branch pickup)が可能かどうか、口座開設時に問い合わせてみてください。
一般の雇用(employee)であればTFNだけで足り、ABN(Australian Business Number)はフリーランスや自営業など、事業の形態で働く場合に必要です。雇用主が一般の従業員に「ABNを取ってこい」と要求する場合、年金や最低賃金の責任を回避しようとする偽装請負(sham contracting)の可能性があるため、Fair Work Ombudsmanでの確認をおすすめします。ABNの登録はABR(abr.gov.au)で無料ででき、手数料を取る民間の代行サイトは避けてください。
TFNの通知書が郵送で届く前でも仕事は始められ、勤務開始から28日以内に雇用主へTFNを提出すれば問題ありません。この期限を過ぎると、給与から最高税率で源泉徴収される可能性があるため、カレンダーに期限を書き込んでおきましょう。結局のところ、申請時に記載した住所で郵便をきちんと受け取れるかどうかがカギになります。
オーストラリアの銀行口座は、6桁のBSB(支店コード)と口座番号(Account Number)の組み合わせで識別され、この2つを雇用主に伝えることで給与を受け取れます。開設直後から銀行アプリで確認でき、PayID(携帯電話番号と連携した送金)も併せて設定しておくと、個人間の送金が便利になります。一部の口座には月額の口座維持手数料(account keeping fee)があるため、学生や新規居住者向けの免除条件を確認してください。
雇用開始時に記入するTFN Declarationでtax-free thresholdの申請にチェックを入れると、居住者基準で年間$18,200までの非課税枠が適用される場合があります。ただし、ワーキングホリデービザ(417/462)には別途Working Holiday Maker税率が適用され、一般の居住者とは基準が異なるため、自分のビザの税率はATOのウェブサイトで確認することをおすすめします。勤務先が2か所以上ある場合は、通常、主な収入源となる1か所のみでthresholdを申請します。
myGov(my.gov.au)のアカウントを作成してATOのサービスを連携すると、税務申告、所得明細(Income Statement)、年金の照会をオンラインで処理できます。ATOとの連携にはTFNと本人確認情報が必要なので、TFNを受け取ってから進めるのが正しい順番です。年1回の税務申告(Tax Return)は会計年度終了後の7月1日から可能で、自分で提出する場合の期限は通常10月31日です。
ワーホリビザ(417/462)は原則としてMedicareの対象外のため、OVHC(Overseas Visitors Health Cover)または旅行保険への加入をおすすめします。商品を比較する際は、GP診療・救急外来の補償範囲、自己負担額(excess)、そして州によっては別料金になる救急車(Ambulance)の補償の有無を確認してください。Bupa、Medibank、Allianz Care、nibなどの主要な保険会社がOVHC商品を提供しています。
イギリス・アイルランド・ニュージーランド・イタリア・ベルギー・オランダ・フィンランド・ノルウェー・スウェーデン・スロベニア・マルタなど、オーストラリアとReciprocal Health Care Agreementを結んでいる国の国民は、一時滞在中でも必須医療に限ってMedicareの給付を受けられる場合があります。適用範囲や条件は国ごとに異なるため、Services Australiaで自分の国籍に対する基準を確認してください。該当する場合は、パスポートとビザ書類でMedicareの登録を申請できます。
学生ビザでは、滞在期間をカバーするOSHC(Overseas Student Health Cover)への加入がビザの条件です。学校が特定の保険会社に一括で加入させるケースが多いものの、補償内容を比較して別のOSHC提供会社に変更することができ、ビザの種類が変わった場合や早期帰国の場合は、残り期間分の払い戻しを申請できます。保険証書(certificate)はビザの延長や病院の利用時に必要になるため、PDFで保管しておいてください。
永住者は、Services Australiaのサービスセンターへの訪問またはオンラインでMedicareに登録でき、パスポートとビザの証明書類が必要です。一部の永住ビザを申請中の状態(applied for permanent residency)でも、条件によってはMedicareの資格が認められる場合があるため、Services Australiaでの確認をおすすめします。カードが郵送で届く前でも、発行されたMedicare番号で受診が可能で、Express Plus Medicareアプリならデジタルカードも使えます。
学生から卒業生ビザへ、ワーホリから学生へなど、ビザを切り替える際は、既存の保険の満了日と新しい保険の開始日の間に空白ができないよう、新しい保険を満了前にあらかじめ有効化しておくのが安全です。無保険の期間に発生した医療費は全額自己負担となり、一部のビザでは健康保険の維持そのものがビザの条件になっていることもあります。保険の満了日とビザの切り替え時期は、カレンダーにまとめて記録しておきましょう。
Medicareの資格を得ると、国の電子健康記録であるMy Health Recordが自動的に作成されるopt-out方式で、Australian Digital Health Agencyが運営しています。記録の共有を望まない場合は、オプトアウトするか、アカウント設定でアクセス権限や閲覧できる機関を制限できます。逆にうまく活用すれば、処方履歴や検査結果が医療機関の間で共有されるため、新しいGPを探すときに役立ちます。
オーストラリアの雇用主には、給与支払い後1営業日以内にpayslipを提供する義務があります(Fair Work)。時給・勤務時間・PAYG源泉徴収額・Superの拠出額が毎回記載されているかを確認しましょう。明細を出さない現金払いの仕事(cash-in-hand)は、年金や労災の保護が抜け落ちるおそれのある危険信号です。自分の業種の最低基準は、Fair Work OmbudsmanのPay and Conditions Tool(P.A.C.T.)で確認できます。
ユニフォーム・道具・資格の更新費・在宅勤務の費用などは、税務申告の際に控除の対象になる場合があり、在宅勤務には時間あたりの固定レート方式(fixed rate method)を適用できます — レートは会計年度ごとにATOが告示するため、ato.gov.auで確認してください。ATO公式アプリのmyDeductions機能でレシートをその都度撮影しておけば、年度末にまとめて探す手間が省けます。レシートのない「どんぶり勘定の申告」は、税務調査(audit)の最もよくある理由です。
JobSeekerなどのCentrelink所得支援には、ほとんどの場合、居住要件と新規居住者の待機期間(Newly Arrived Resident's Waiting Period)が適用され、一時ビザの保持者や到着して間もない永住者はすぐには受給できないことが多いです。自分のビザと滞在歴に基づく受給資格は、Services Australiaでの確認をおすすめします。「到着したらすぐに失業給付がもらえる」という期待は、よくある誤解です。
雇用主には法定レート(Super Guarantee)に基づいて年金を拠出する義務があり、職場を変わるたびに新しい口座を作ると、手数料が重複して引かれてしまいます。自分でファンドを指定しない場合は、ATOに登録された既存の口座(stapled fund)に紐づけられる制度があるため、myGovとATOを連携したうえで、自分の年金口座と拠出履歴を確認しましょう。一時ビザで働いてオーストラリアを離れる場合は、DASP(Departing Australia Superannuation Payment)で年金を請求できます。
ATOは、税務申告に関する記録を一般的に5年間保管するよう案内しています。payslip、所得明細(Income Statement)、控除のレシートを会計年度ごとのクラウドフォルダに整理しておくと、税務申告と賃金をめぐる紛争の両方に備えられます。オーストラリアの会計年度が1月始まりではなく7月1日〜6月30日である点は、最初の年に最も混乱しやすいポイントです。
myGov(my.gov.au)は、ATO・Medicare・Centrelink・My Health Recordなどの連邦サービスを1つのアカウントにまとめるポータルです。メールアドレスさえあればアカウントを作成できますが、各サービスの連携(link)にはTFNやMedicare番号など該当機関の情報が必要なので、書類が届き次第ひとつずつ連携していきましょう。ログインのセキュリティオプション(アプリベースのコードなど)を設定しておくと、アカウント乗っ取りの被害を減らせます。
myIDはATOが運営する政府のDigital IDアプリで、パスポートなどの身分証を登録して認証強度(identity strength)を上げると、政府のオンラインサービスでリモートでの本人確認ができます。名前が似ていて混同しやすいですが、myGovは「サービスのポータル」、myIDは「本人認証の手段」と役割が異なります。2024年にmyGovIDからmyIDへ名称が変更されたため、古い案内資料を見るときは混同しないよう注意してください。
運転免許の切り替え、車両登録(rego)、各種の州政府バウチャーは、連邦のmyGovではなく州政府のアカウント — NSWはService NSW、VICはService Victoria — で処理します。Service NSWアプリは、デジタル運転免許証(Digital Driver Licence)にも対応しています。連邦と州政府のサービスが分かれていることを知らず、myGovだけを探し回るのがよくある回り道です。
引っ越しの際は、銀行、通信会社、Medicare(該当する場合)、ATO(myGovで変更)、州政府の免許・車両登録の住所をそれぞれ更新する必要があり、互いに自動では連動しません。Australia PostのMail Redirect(有料)を併せて申し込めば、漏れた郵便を一定期間、新しい住所で受け取れます。最初の1年は引っ越しが多くなりがちなので、メモアプリに「住所変更チェックリスト」を作っておくことをおすすめします。
技術移民など次のビザを視野に入れているなら、雇用契約書、payslip、レファレンスレター、資格の証明書類を最初から体系的に保管しておくのがおすすめです — 職歴を証明する書類は、後からさかのぼって集めるのがはるかに難しくなります。ビザ制度やポイントの基準は頻繁に変わるため、Department of Home Affairs(immi.homeaffairs.gov.au)の公式発表のみを判断基準にしてください。有料の移民相談を受ける際は、登録移民代理人(registered migration agent)かどうかの確認をおすすめします。
ATOでオンライン申請、約28日で郵送。TFNなし勤務は最高税率45%適用。
入国6週間以内ならパスポートだけで開設可能。CommBankが最も人気。
母国がオーストラリアと相互医療協定(RHCA)を結んでいない場合、ワーホリと学生はMedicareに加入できません。学生はOSHC必須、ワーホリは民間旅行保険を強く推奨します。協定国の国民は限定的に登録できるため、Services Australiaで資格を確認してください。永住権者・市民権者はMedicareを利用できます。
シドニー週$200~$350、メルボルン週$180~$300、ブリスベン週$150~$250程度。
オーストラリアの医療はGP(かかりつけ医)が中心です。まずGPを受診し、必要なら専門医を紹介してもらいます。緊急時は000か病院の救急外来へ。主要都市には母語を話す医師のクリニックがあります — AUWithの病院ディレクトリで言語から検索できます。
母国の免許証と国際運転免許証で猶予期間中は運転できます(NSW 3か月・VIC 6か月など州により異なる)。その後は当該州の免許への切り替えが必要で、無試験は認定管轄の免許のみ、2026年2月1日付で「経験運転者資格」が廃止されたため、それ以外は知識・実技試験を受けます。
AUWith(オーストラリア定住コミュニティサイト)の現地求人・住まい・売買・生活Q&A掲示板を使ってください。各都市に宗教団体や同郷会があり、最初の数か月の人脈づくりと情報収集に大きな助けになります。